2022.06.01
お知らせ
創立百周年記念事業実行委員会
中尾委員長コメント
鳩蘭会館(同窓会館)の改修工事について
奈良県立高田高等学校は令和3年に創立100周年の慶事を迎えるにあたり、高田高校の
シンボル的存在である同窓会館を改修保存してほしいという強い願いが同窓生から寄せられた。
この同窓会館は、昭和12年に建設された高等女学校の同窓会館(如蘭会館)を昭和46年に
移築し、従来の如欄会館の唐葺きの玄関を残している。
移築後50年を経過する同窓会館は木造2階建てで、老朽化も目立ち、耐震補強も必要なことから
記念事業として改修工事を実施していくために多くの課題に取り組んだ。
県立高校の建築物であるため、県に対して改修後に寄付採納の許可が得られるように、
大阪府建築士会からの耐震への指導を受けた。
以上のような対応には、本校同窓会本部役員の佐々岡弘昭氏(高33回卒)から多くの指導
助言をいただいた。佐々岡氏(亞騎野設計・建設代表)は、一級建築士で、木造古民家を再生する
専門家であるともに、在校時代に同窓会館の活用経験があり、誰よりも同窓会館の保存活用に強い思いを有している。
同窓会館の改修を記念事業と位置づけるために、基本計画を記念事業実行委員会で協議し、企画
委員会、同窓会館の改修に係る委員会等の開催を重ねて、改修の設計・施工を佐々岡氏に委託する事を決定した。
2020年12月23日に同窓会館の一階食堂の大改修(耐震補強を含む)、屋根の葺き替え、
外観の塗装、サッシの入替等の改修工事契約を亞騎野設計・亞騎野建設(代表佐々岡氏)と締結した。
契約に基づき、1月12日から改修工事を開始し、4月28日の工事完了の手続きを行った。
創立以来の100年の歩みを刻む同窓会館(令和2年11月より鳩蘭会館と改称)は、今後は生徒
の食堂及び部活動や学習活動の場として、同窓生の集える場として活用されていくことを願っている。